「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

桜木紫乃さん「緋の河」を読み始める。

就寝前の読書は、桜木紫乃さんの「緋の河」を読んでいます。北海道新聞さんの夕刊に連載されていた小説で、参加している読書会の次回課題図書です。地元釧路出身のタレントさんがモデルの小説とは聞いてましたが、あまり先入観を持たずに読み進めています。こちらの作品、釧路を代表する某神社で初詣するシーン(昭和24年の大晦日から元旦にかけて)からスタートします。


北大通南大通の街並みの違い、駅前と駅裏の飲食店の客層の違い、「高台のお金待ちの家」という表現、そして谷地…といった私がリアルタイムではなく、親世代から伝え聞いた釧路の姿が次々に展開されていきます。五百頁を超える作品ですが、馴染みある舞台の作品なので、興味深く読み進めていけそうです。

f:id:obarakotaro:20190914013818j:plain

テーマ的には、女性の心を持ちながら男性の体で生まれた主人公秀男が、周囲の様々な人物と出会いながら、少しずつ自分の居場所を見つけていく…というストーリーのようですが、LGBTの方々だけではなく、何らかの意味でマイノリティの立場にある方や前衛的な活動をしている方にとっても、勇気づけられる内容の作品かもしれません。まだ主人公が中学時代(北中かな?)のところまでしか読んでませんが、登場する大人たちのセリフがカッコイイと思いました。続きが楽しみです。