「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

林真理子さん「ルンルンを買っておうちに帰ろう」を読む。

林真理子さんの作品を実際に手をとって読むのは、実は初めてになります。NHK大河ドラマ「西郷どん」の原作本とか、全国紙で連載されていた「下流の宴」とか、話題作となった「野心のすすめ」とか、興味をもった本はいくつかあったのですが、意外にもこれまで接点がなかったのです。今回実際に読んでみようと思ったきっかけは、なんといっても今年11月に釧路で開催されるイベントの「エンジン01」の主宰者として、林真理子さんが釧路を非常に高く評価してくださった記事を読んだこと。リップサービスもあったとは思いますが、そんなこともあって(単純ですね)、初期のエッセイを手にとってみました。角川文庫のブックフェアにも便乗した形になります(笑)

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さて、実際読んでみたところ、林さんご自身の嗜好、主張、本音が極めてストレートに表現されているエッセイです。私は今隆盛を極めているSNSの中でも、ツイッターを連想してしまいました。多分この作品が発表された当時は相当バッシングみたいなものがあったのでないだろうかと推測してしまいました。ブログやツイッターの「炎上」をよく目にする今を生きる私達にとっては、それほど過激とも思えず、むしろ共感できる内容、エピソードも多かったです(全てではないけれど)


女性誌の例えは、男性の私は分かりづらかったですが(「クロワッサン的な」「MORE」のグラビアみたいな…とか)、おそらくこういうはっきりとした主張が、多分多くの敵を作った反面、SNSやぶがなかった当時の、多くの方の声なき声を代弁されていたんじゃないかなと思いました。(最後の奥付を見ると、古典の名作並みに刷を重ねているので)こういう SNS隆盛の時代に、このエッセイを読めたというのが、すごく面白かったです。


でも、私は敵を作ってでも、はっきり意見を言っていくタイプではないので、 SNSやブログで影響力を持つタイプでも、文壇やコピーライターの世界でのし上がっていくタイプでもないということははっきりわかった気がします(笑)