「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

「菜の花の沖」ついに完読す。

ついに司馬遼太郎さんの「菜の花の沖」を昨夜読み終えました。一度挫折しちゃったこともあるので、ものすごい達成感、そしてちょっとした喪失感があります。この稿を書くにあたって、自身のブログタイトルを振り返ってみましたが、再チャレンジしたのは、5月7日。ゴールデンウィークの時です。8月から格安航空。いわゆるLC Cが釧路にも初就航することになり、これから定期便が行き来する関西との繋がりを意識したのが、この作品を読もうと思ったのがそもそものきっかけでした。でも、この作品から得たことはそれにとどまらなかったです。人としての生き方、ビジネス的な気づき、道東の歴史、本州各県とのゆかり、千島列島の地理関係、隣国ロシアのこと…古典に属する作品だとは知ってましたが、これほど奥行き深い作品だとは恥ずかしながら知りませんでした。

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一番印象に残っているのは、「みな、人ぞ」という作品の中の言葉。私は、こういう地方都市にいて、どちらかといえば制度に守られた仕事をしています。意識して色々な立場、沢山の視点、視座を取り入れていく必要を感じました。道理もなく力や権威で人を押さえつけたり、押さえつけられたり、そういうことは私も嫌いです。

また、「地方消滅」とか「負動産」という言葉がありますが、それって安易に使っていいのか…とも…

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(嘉兵衛さんの死後、高田屋が松前藩に潰されたのには無常観を感じてしまいました。根室高田屋嘉兵衛像の下の碑)


ご当地作品でもあるので、道東でお仕事している方で、まだ読んでいない方はぜひともご一読を。また、観光や長期滞在で道東に来られる方も一読されると、道東観光がもっと深く楽しめるのかもしれません。