「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

「菜の花の沖」第五巻の「ロシア事情」

今週は所属している経営者団体の例会があったり、仕事上の資料を作成していた関係で、寝る前の読書タイムもあまりとれなかったのですが、今日は今読んでいる司馬遼太郎さんの「菜の花の沖」第五巻を少し読み進めることができました。今日読んだところは、江戸時代後期に根室に来航したラクスマンと大黒屋光太夫のエピソードが中心です。


今までは、主人公高田屋嘉兵衛氏の視点から、江戸時代後期の日本各地の様子が鮮やかに描かれている作品だと感じましたが、第五巻に入って同時期のロシア情勢が淡々と語られていきます。当時の統治者エカチェリーナ2世、毛皮商人、教科書で知ってるラクスマンのお父さんが地理学者だった…など、高校時代に日本史の教科書にあった「1792年、ラクスマン根室に来る」という年表の一行の、その行間に、当時のロシアの中でも実に色々な人達の、実に様々な思惑が凝縮されていたのだということを感じました。当時のロシアの中でも、いろいろな考えがあったというのが、すごく興味深かったです。アダム・ラクスマン根室に来た時、20代後半の若者だったこと、幕末浦賀に来航したアメリカのペリーと違って、たった一隻の船で根室に来航したことから、ロシアが威嚇目的で道東にやってきたわけではなかったことを今回知りました。(地元なのに不勉強ですみません…)

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(恋問海岸から釧路の街を撮影。このあたりも江戸時代から日本やロシア、オランダの船が行き来してたかと思うと面白いですね)


おそらくロシア側の事情だけで、全く別の一つの長編小説が書けてしまうのではなかろうか…そんなことをちょっと考えてしまいました。

ところで、サッカーのロシアW杯も、地元ロシアの開幕戦圧勝でスタートを切りましたね!

この巻も興味深く読み進めていけそうな気がしています。