「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

桜木紫乃さん「無垢の領域」に再挑戦。

カズオ・イシグロさんの「夜想曲集」を読み終え、次に読んでいるのは、桜木紫乃さんの「無垢の領域」です。契機は、今月の釧路市の新図書館オープンかもしれません。実はこの小説、2年ぐらい前に挫折して、積ん読状態になっていました。今回図書館が移転オープンして、この小説が読みかけになっていることを思い出し、もう一度再挑戦してみようと思ったのです。また同じ桜木さんの「蛇行する月」をつい最近読んで面白かったというのも再挑戦の動機の一つです。

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(煌々と灯る街の灯りという表現がでてきますが、旧図書館近くからの夜景はこんな感じです)


さて、最初の三節程度(前回読んだところまで)読み進めた感想としては、私自身にとって、時代的にも場所的にも、極めて近似性が高い舞台設定の小説だということです。こう いう作品はなかなか無く、旧図書館や駅前通り(北大通のことですね)の情景がダイレクトに伝わってきます。「目抜き通りが年老いた」という表現が鋭く心に突き刺さりました。林原兄妹と秋津夫妻という四人の人物を中心に物語は展開していきます。今回は秋津と林原という釧路で生活をしている同世代の男性に注目して、引き続き読み進めていこうと思っています。