「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

雪かきで「ダンス・ダンス・ダンス」を思い出す。

昨日の朝、雪かき(除雪)をしながら、というよりも、ここ数年、雪かきをするシーズンになると、思い出される村上春樹さんの小説があります。「ダンス・ダンス・ダンス」です。この小説、友人の自殺や妻との離婚という事実から主人公が具体的に行動し、様々な出会いを通して(ダンスする、踊ることで)、再生していくというストーリーなのですが、北海道、特に札幌が舞台の一つとなっており、「文化的雪かき」という言葉が何回か出てきます。

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(「羊をめぐる冒険」の続編にあたるらしいですが、あまり関係ないような気もします)


雑誌の記事を書いている主人公が、北国の除雪作業になぞらえて自分の仕事をかなり自嘲して表現しているのですが、最近人間の仕事がA I・ロボットに置き換わる可能性があるとのニュースと、この「文化的雪かき」という言葉が、頭の中でリンクして仕方ないのです。雪かきだって歩いて通行される人達のことを考えてする行為なわけだし、北国で生まれ育った私としては、この言葉に抵抗感を感じないわけではないけれど(笑)、今まで以上に自分の仕事の本質的な部分、何に貢献しているのかを私自身がしっかり問いながら、考えて、ダンス(行動)しなければいけない時代なのかもしれません。確かに雪が続くとさすがに雪かきも正直嫌にはなりますが、嫌々やっているような半端仕事は職種を問わず徹底的に淘汰される時代になるのかもしれません。そんなことを雪かきしながら考えていました。

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ダンス・ダンス・ダンス」は1980年代のバブル期に書かれた作品なので、高度資本主義、トレンディー、土地転がしなどの言葉が登場します。今読んでも面白いと思います。私は主人公と同じ35歳の頃に読みました。(私自身はデフレ世代ですが…笑)パラパラとめくってみて、またいつか読み返してみたいと思いました。