「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

「浮世の画家」の中の日本家屋

引き続きカズオイシグロさんの「浮世の画家」を寝る前に少しずつ読んでいます。この作品の前に読んだ「日の名残り」(原題.The remains of the day)もそうですが、主人公の独白で物語が進んでいきます。ようやく半分ぐらいまで読み進めたのですが、ここまでで気になったのは、日本家屋に関する描写が多いなぁということ。終戦まもない空襲跡の日本が舞台になっているからかもしれませんが、棟木、縁側、客間、瓦屋根…あまり日本の最近の小説では最近こういう日本の木造家屋に関する言葉自体登場しなくなったからなのか、不思議と印象に残りました。ヨーロッパは堅固造の建物が中心と聞いたことがありますので、強調して描かれているのかもしれません。

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(訳の関係かもしれませんが、「…でありますまいか」「話が逸れてしまった」という主人公の口癖みたいのが面白い)


日本の作家さんの作品よりも、和風な、日本的な印象を受けました。(何をもって和風、日本らしいっていうのか、私自身よく理解しているとはいえないので、勝手な感想ですが…)続きを楽しみたいと思います。