「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

面白くなってきた「スプトーニクの恋人」

最近寝る前に読んでいる「スプトーニクの恋人」ですが、150頁あたりから面白くなってきました。(ギリシャへ舞台を移したあたりから)

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(串刺しされて殺されるのも嫌ですが、宇宙空間の中で孤独の中でジワジワ死んでいくのも嫌ですね・・・私たちの殆どはその中間の中で生き死にしていく存在なのかもしれませんね)

 

冒頭から、都会でスマートに生活している語り手の男性と、主人公すみれが年上の女性に対して恋愛感情を抱いたことを軸に物語が進んでましたが、自分とはかなり異質な世界の物語、のように感じてましたが、すみれの失踪(消滅)を境に、物語に引き込まれ始めました(笑)

人間が生活していく中で、誰もが感じる「孤独」というものについて、感じさせられます。まだ読んでいる途中ですが、そんなことを思いました。

中盤あたりから、どこか初期の「風の歌を聴け」みたいな短い断章が登場してくる気がします。

 

 「消滅」ということで思い出されたのが、短編「象の消滅」や同じく短編「納屋を焼く」です。どちらも消滅したまま、物語が終わるのですが、この作品もすみれが消滅したまま、ストーリーが終わるのでは…そんな予感がしています。

 

 

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(この短編集は何度か読みました)

 

ところで「スプトーニク」って「旅の連れ」という意味だそうです。今回初めて知りました。ちょうど今夜JAXAのニュースをテレビで見ましたが、日本でも月面に飛行士を送る計画もあるのですね。思えば宇宙飛行士も大変な仕事です。