「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

町田康さん「告白」を半分まで読む。

秋の夜長だからというわけではないのですが、文庫本で800頁を超える「告白」(町田康さん)を読んでおりますが、ようやく半分の400頁を超えたところです。

 

長編小説を読む時、私の場合はいつもコツコツ30頁ぐらい、今夜は一節だけ読む、みたいに区切って読んで行くことが多いのですが、この作品に限っては、読まない日は全く読まない、読む日は50頁以上読み進むといった非常に変則的な読み方をしています。

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この小説、普通の作品だと、当然上下巻、前編・後編に分かれているぐらいの分量なのですが、分冊どころか、各章、各節も全く無く、怒涛のようにストーリーが進んでいきます。だから、ぶっ通しで一冊という編集なのが、非常によくわかる内容の作品となっています。

 

殺人事件を起こした無頼者、熊太郎が主人公なのですが、どこか同情、共感できるといいますか、やさしい気持ちも持ち合わせている人物ですね。現代のカタカナ語と明治という時代背景、軽妙な会話と深遠な言葉が織り交ざった面白い小説です。ただ、好みがはっきり分かれる小説かもしれません。(私は好きです)

 

500頁目が近づいて、最後のクライマックスに向けて、文字通り役者が揃ってきた感じを受けます。なかなか読み進めていないのですが、続きが楽しみです。