「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

読んだ作品の中の不動産事情

今日は台風18号が北海道に上陸し、私の住んでいる釧路でも猛威をふるっておりました。停電になった地区もあるようです。そんなこともあって、本日は午前は休養、午後からたまっていた経理作業、事務作業を黙々とこなしておりました。

 

晴耕雨読というわけではないのですが、こういう大雨の日は内勤したり、本を読んだりしておとなしくしているのが得策と思っていて、今読んでいる本は、町田康さんの「告白」について、ブログを書こうと思ったのですが、この作品は突如現実社会から仮想、幻想の世界に連れて行かれる、そういった趣の不思議な小説で、読んでいる最中に感想を書くのが難しい気がします。

 

この作品も廃藩置県がなされた前後の混乱がさりげなく描かれていますが、意外に文学作品を読んでみると、背景に当時の不動産事情が色濃く反映されていたりします。今年の夏読み返した吉本ばななさんの「TUGUMI」(1989年)はホテル用地の買収絡みの話ですし、村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」(2013年)では、最終節の冒頭で、新宿駅という巨大ターミナル駅の描写を通じて、東京一極集中に疑問をなげかけている箇所があって、それが印象的でしたし、また、同じ村上春樹さんの「かえるくん、東京を救う」(「神の子どもたちはみな踊る」に入ってます。1999年)は、角度を変えてみれば、不良債権処理にまつわる話ですよね。

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(この作品は日本家屋のお話が軸)

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(この作品も、地域・不動産と人間についてすごく考えさせられました)

 

読書の秋ですが、これから読む作品については、各作品の不動産事情に注目して読んでみるのも面白いのではと思いました(笑)