「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

「項羽と劉邦」を読み終えて

昨夜でようやく司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」を全て読み終えました。

8月の初旬頃読み始めたので、約1ヶ月とちょっとかかりましたが、

こういった長編作品を読み終えると、やはり達成感がありますね。

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(「秦」の側を描いた「キングダム」という漫画も人気のようです。SNSでお奨めされていましたので、こちらもぜひ読んでみたいと思います)

 

歴史上でも、物語としても、最終的には劉邦項羽を倒して、

秦王朝が崩れた後の混乱を収束させるという形でラストを迎えましたが、

私は、項羽韓信劉邦というキャラクターが、

日本の戦国大名でたとえると織田信長公、豊臣秀吉公、徳川家康公のように、

それぞれ役割があったのではないか、と考えてしまいました。

劉邦の臣下たちの誰が欠けても劉邦の命が危うかったということなど(中巻)も含め、

劉邦彼一人の人望ということで、天下をまとめ上げたとは、思えなかったです。

信義といいか、気持ちの部分を大事にした劉邦の方が

一枚上手ということなのかもしれませんが、

一兵卒である流民に近い立場だった劉邦項羽韓信らが、

秦という強大な非人間的なシステムを解体したというのが、

開高健さんの「流亡記」から、この作品に入った私としては興味深かったし、

歴史や時代がそれを求めたという風に解釈しました。