「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

「TSUGUMI」の読後感想

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飲み会の文学談義がきっかけで読み始めたよしもとばななさんの「TSUGUMI」でしたが、読みやすい文体もあって、約2日ぐらいで読み終えました。あらすじの詳細は殆ど覚えてなかったのですが、読み進めていくにつれ、こんなシーンがあったあったと、少しずつ記憶が、蘇っていく気がします。


他のよしもとばななさんの作品は何らかの喪失体験から主人公が少しずつ再生していく…そういったストーリーなのですが、この作品はストーリーの山場が最後にきて、社会にでて久しい40すぎの私が読んでもかなりインパクトのあるラストだった気がします。


作品が発表された1989年はおそらく全国各地でリゾート開発がなされた時代。私達が社会に出てからはデフレの時代だったわけですが、この作品の舞台となった1980年代では、地上げが横行し、こういった悲劇も繰り広げられていたのでしょうか?

主人公達と地元不良少年との確執、対決が最後の方で出てきますが、当時の時代背景を垣間見た気がします。地価上昇期には地価上昇期の苦労、悲劇があったのかもしれません。