「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

「悼む人」(下巻)を読み終えて

ついこの数日前に上巻を読み終えたばかりの「悼む人」ですが、下巻はストーリーが佳境に入ったためか、あっという間に読み終えてしまいました。

主人公静人を取り巻く三人だけではなく、全編を通して沢山の「死」が登場するため、非常に重層的な小説で、事件、事故だけではなく、終末医療や戦争などに絡む死も登場するので、生と死について重層的に考えさせられる小説だな、というのが全てを読み終えた感想です。

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もう一つ感じたのは、私自身が非常に良いタイミングでこの作品と出会えたということです。

子供を出産する娘と末期ガンで死が近づく母が対比して描かれるシーンが出てきます。子供ができ、親の近くで生活している今だからこそ、この小説から教えられたこと、感じさせられたことが多かったと感じます。


他にも一言では言い尽くせない重いテーマの作品でした。東日本大震災の前に書かれた作品だというのが、すごく意外な気がします。