「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

読書日記(文芸)

司馬遼太郎さん「手掘り日本史」を読む。

長編小説「菜の花の沖」はそれほど読み進められていないのですが、同じ司馬遼太郎さんの「手掘り日本史」という短めの作品を並行して読んでいます。副読本みたいな感じでしょうか。人工知能に置き換えられない職業の具体例に「歴史家」というのがありました…

城山三郎さん「粗にして野だが卑ではない」を読み始める

先日実家の父の書棚から借りてきた文庫本のうちの一冊、城山三郎さんの「粗にして野だが卑ではない」を読み始めました。司馬遼太郎さんの「菜の花の沖」と並行して読んでいる感じです。(文庫本の値段、380円と書いてあるのに驚きました。私が初めて買っ…

「菜の花の沖」冒頭の感想。

釧路空港初のLC Cによる関西便の来夏就航が発表され、近畿地方と道東地方が近くなるだろうと予測される中、司馬遼太郎さんの「菜の花の沖」の第一巻を読んでいます。考えてみれば、釧路、根室地方と西日本との縁はものすごく深いですよね。この第1巻にはフ…

「デミアン」を読み終えて

ヘルマン・ヘッセ氏の「デミアン」をようやく読み終えました。哲学的な表現が多かったので、かなり前から読み始めていたのですが、ラストまで読み終えるのに時間がかかってしまいました。語り手である少年シンクレールが少年期を経て、ドイツが戦争に突入し…

「肉弾」のこと、「銃を置く」のこと。

先日ブログ投稿した河﨑秋子さん(別海町在住の作家さん)の「肉弾」を本日の朝方読み終えました。北海道のヒグマの生態、観光客誘致の負の部分、ペットとの関係のこと、北海道の開拓の先人達の苦労・・・などいろんなことを考えさせられました。また、北海…

河﨑秋子さん「肉弾」を読み始める。

今週月曜ブログを書けなかったので、今日はブログをもう一つ。今年から二ヶ月に一度、地元釧路でとある読書会に参加させていただいております。毎回参加できるわけではないのですが、参加するたび、こういう解釈もあるんだな、そういう視点もありうるな、と…

「浮世の画家」を読み終えて。

カズオ・イシグロさんの「浮世の画家」を読み終えたところです。全体的に非常に緻密に構成された小説で、特に最後の100ページの内容が濃くて、寝落ちしてしまった箇所を何度か遡って読んで、ラストを迎えた…そんな感じです。(時間軸が行ったり来たりします…

トルストイ「人にはどれほどの土地がいるか」再読

今週届けてもらった某不動産鑑定関連の書籍(鵜野和夫先生の「不動産の評価 権利調整と税務」最新版です)の中にロシアの文豪トルストイの「人にはどれほどの土地がいるか」の話が出てきます。この作品、岩波文庫の「トルストイ民話集 イワンのばか」の中の3…

「浮世の画家」の中の日本家屋

引き続きカズオイシグロさんの「浮世の画家」を寝る前に少しずつ読んでいます。この作品の前に読んだ「日の名残り」(原題.The remains of the day)もそうですが、主人公の独白で物語が進んでいきます。ようやく半分ぐらいまで読み進めたのですが、ここまで…

カズオイシグロさん「浮世の画家」の冒頭。

ヘルマンヘッセ氏の「デミアン」はまだ読み終えていないのですが、昨夜から並行してカズオイシグロさんの第二作目の作品「浮世の画家」(原題:An Artist Of The Floating World)を読み始めました。まず冒頭から居宅の購入という、主人公である老画家が自宅…

ヘルマン・ヘッセ氏「デミアン」読中感想。

先月中旬頃から寝る前の時間や細切れの時間を利用して、ヘルマン・ヘッセ氏の「デミアン」を少しずつ読んでいます。ノーベル賞発表のシーズンということもあって購入し、読み始めたのですが、他の本と並行して読んでいたり、詩的な心理的描写、哲学的なテー…

良ビジネス書のような「日の名残り」

カズオ・イシグロさんの「日の名残り」ですが、昨夜で半分ぐらいまで読み終えました。(章でいうと「二日目朝」というところまで)一日30頁ぐらいずつのペースですが・・・一晩につきワンフレーズぐらいで、心に残る言葉が出てきます。 英国名門貴族に仕え…

カズオイシグロさん「日の名残り」を読み始める。

釧路市内の書店で一時姿を消したカズオイシグロさんの本でしたが(笑)、今週に入って店頭で見かけるようになりました。何から読もうか考えたのですが、やはり代表作の一つ「日の名残り」から読むことにしました。一昨日から読み始めました。まだプロローグだ…

アルベール・カミュ氏「異邦人」を再読。

昨日深夜まで仕事をし、今朝は中途半端な時間に目が覚めてはしまいました。まだ読みかけの本もあるのですが、ツイッターの写真でお見かけしたアルベール・カミュ氏の「異邦人」を読み直してました。「人を殺したのは、太陽のせいだ」という主人公が登場する…

面白くなってきた「スプトーニクの恋人」

最近寝る前に読んでいる「スプトーニクの恋人」ですが、150頁あたりから面白くなってきました。(ギリシャへ舞台を移したあたりから) (串刺しされて殺されるのも嫌ですが、宇宙空間の中で孤独の中でジワジワ死んでいくのも嫌ですね・・・私たちの殆どはそ…

「スプトーニクの恋人」を読んでます。

村上春樹さんの長編小説で読んでいない作品が「騎士団長殺し」と表題の「スプトーニクの恋人」だけになりました。この「スプトーニクの恋人」、先週あたりから1日30頁位ずつのペースで読んでおります。(語り手の男性の貞操観念が私とは全然違うのが気にな…

2017年のノーベル文学賞のこと。

昨夜イギリスのカズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞したとのニュースをネット記事で読み、あらためて今朝の新聞で代表作やインタビューの記事を読みました。カズオ・イシグロさんのお名前は村上春樹さんのエッセイ(「雑文集」)でお見かけしたり、…

久々に「深夜特急」の旅に戻る。

弁当箱のような文庫本「告白」を読み終え、どこか物哀しいエンディングだったせいもあって、本好きの私もさすがにここ2日ほどは本を開きたくなかったのですが、今晩から沢木耕太郎さんの「深夜特急」の第三巻を読み始めました。第三巻はインド、ネパール編…

ラストが迫る町田康さんの「告白」

先月から読み始めた町田康さんの「告白」。なかなか読み進めることができずにいましたが、昨日から今日にかけて、半分を過ぎたあたりから読むスピードがアップして、現在残り約150ページ位となりました。(私も熊太郎ほどではないけど、思弁的というか、物事…

「アイヌ神謡集」を読む。

今の釧路市立図書館(幣舞町)が北大通地区の新しい北海道銀行ビルへ移転することに伴い、9月末の閉館まで本当に残りわずかとなりました。(昨日は漁船が連なっているのが見えました)私はよくこちら3階の郷土資料室で調べ物をしていたのですが、昨日調べ…

町田康さん「告白」を半分まで読む。

秋の夜長だからというわけではないのですが、文庫本で800頁を超える「告白」(町田康さん)を読んでおりますが、ようやく半分の400頁を超えたところです。 長編小説を読む時、私の場合はいつもコツコツ30頁ぐらい、今夜は一節だけ読む、みたいに区切…

読んだ作品の中の不動産事情

今日は台風18号が北海道に上陸し、私の住んでいる釧路でも猛威をふるっておりました。停電になった地区もあるようです。そんなこともあって、本日は午前は休養、午後からたまっていた経理作業、事務作業を黙々とこなしておりました。 晴耕雨読というわけで…

町田康さん「告白」を読み始める。

私のSNS発信やブログ記事を見てくださっていらっしゃる、ある方から読んでいる本が文庫の薄い本が多いんじゃないか、と冗談交じりで指摘されてしまったことがありました(笑)だからといって、ムキになって分厚い本を読もうとしているわけではないのですが、今…

「項羽と劉邦」を読み終えて

昨夜でようやく司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」を全て読み終えました。 8月の初旬頃読み始めたので、約1ヶ月とちょっとかかりましたが、 こういった長編作品を読み終えると、やはり達成感がありますね。 (「秦」の側を描いた「キングダム」という漫画も人…

ラストが近い「項羽と劉邦」

最近の就寝前の読書タイムはすぐ寝落ちしてしまって10頁も読めたらいい方で、8月始めに読み始めた「項羽と劉邦」は下巻入りしてから全然読み進めてません(汗)途中別の作品を読んだせいもありますが…私が学生時代から本が好きで、若い頃からもっと本を読…

「項羽と劉邦」(下巻)に戻って

昨日から9月がスタート、読書するにはいい季節になりましたね。就寝前の読書は高倉健さんのエッセイに寄り道してしまいましたが、再び司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」に戻って夜毎少しずつ読んでます。下巻に入ると、圧政から解き放たれていくせいか、大量…

高倉健さん「あなたに褒められたくて」を読んでいます。

昨日釧路芸術館の販売コーナーで買ってきた高倉健さんのエッセイ「あなたに褒められたくて」を昨夜から読んでいます。「項羽と劉邦」下巻と同時並行で読んでいるわけですが、2冊同時に別の本を読むのは、不器用な私には珍しいことです。どのエッセイも人との…

沢木耕太郎さん「バーボンストリート」を少しだけ再読。

昨日、今日とトウモロコシを食べる機会がありました。こんなふうにトウモロコシを食べたり、仕事で移動中にトウモロコシ畑が広がっている光景を見ていると、沢木耕太郎さんの「バーボンストリート」の中の「トウモロコシ畑から贈物」というエッセイを不思議…

ジンギスカン、秋刀魚姿焼き、コーンバター。

今日の釧路も快晴で暑すぎず、寒すぎず、風が気持ち良い、過ごしやすい一日でした。そんなこともあって、今日の夕飯は妻の提案で、自宅のカーポート内で炭を起こしてジンギスカンをすることにしました!(市販の定番ジンギスカンのタレ)せっかく炭火を起こ…

「項羽と劉邦(中)」を読み終えて

今朝の北海道新聞のコラムでも秦の始皇帝の話が書かれてましたが、私も司馬遼太郎さんの「項羽と劉邦」の中巻を読み終え、下巻を残すのみとなりました。(実子を馬車から落とすエピソードは凄まじい…)上巻ではあまり登場してこなかった劉邦がこの中巻ではタ…