「恋はみずいろ」を聴きながら

北海道釧路市で不動産鑑定士をしております小原孝太郎と申します。普段の生活を中心に書いてます。

「にごりえ・たけくらべ」を読み終える

ずっと読まずに放って置かれていた樋口一葉の短編集、何とか最後まで読み切りました。文語調の作品を読むのは谷崎潤一郎氏の「春琴抄」で少々骨が折れましたが、ストーリーだけ追っていくと、現代でもリメイクされてもおかしくない普遍的な男女の物語ばかりで、驚きました。さすが紙幣になる方は違います。

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(散歩の途中、水仙の写真を撮っておけばよかった…汗)


貧しい生活の中で執筆活動した印象が強いですが、比較的豊かな男性登場人物もリアリティがあって、人間洞察力に優れた女性だったかなと思いました。また、これだけの傑作を一年強の間に執筆、発表したという事実も衝撃的ですよね。ご本人の才能もあるかと思いますが、人間というものがいざという時に発揮するパワーに驚かされました。


次回紙幣の人物像は、実業系、理科系の方々(渋沢栄一氏、津田梅子氏、北里柴三郎氏)が選ばれたようですが、読書が趣味の私としては、文学者が紙幣から姿を消すのは、ちょっと寂しい気もしますね。他にも読み切っていない古典名作小説がまだまだありますので、老眼になる前に少しずつ読んでいきたいと思っています(笑)

バジル、ベコニア、ブドウ

今年はあまり時間はかけられそうにはないのですが、今年も家庭菜園、少しずつ手をかけています。今日の夕方、肥料入りの土と鶏糞を足して、ベコニアの苗とバジルの苗を植えてみました。ネギ苗だけだった殺風景だった庭も少しずつ緑が増してきました。


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スイートバジルの苗)


四年前に植えたブドウも今週末からようやく節々に芽が出てきました!釧路の寒冷な気候の下では実は成らないしれませんが、秋に紫色に色づく様子が好きで、そのまま育てています。だいぶ幹は太くなってきましたね。バジルは相当強いと聞いていますので、少しずつ増殖していけたらいいと思います。


家庭菜園、花壇も何年かやって、少しずつ経験が蓄積されていくものかもしれません。もう少しだけ、ハーブ類を追加しようかと思案中です。


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シルバーミューズ号の汽笛が聞こえる

釧路川河口にある釧路耐震岸壁にも大型外国客船がやって来る季節になりました。今週二隻目になるシルバーミューズ号。昨日はちょっとだけしか見られませんでしたが、壮観でした。エレガントなホテルのようでした。こちらの船も釧路初寄港のようです。


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(今日は写真一枚だけですみません)


朝夕、事務所で仕事をしていると、入港と出港の時刻には、はっきり汽笛の音が響きます。私の事務所のある鉄北地区は、沿岸部から離れている市内では北の方ですが、こんな風にクリアに汽笛の音が聞こえると、あらためて釧路は港町、海の街なんだと実感させられます。


それにしても、シルバーミューズ号、アザマラクエスト号、いずれも霧の中に来釧してました。汽笛が大きかったのはそのせいかもしれません。


最近、夕陽がきれいな街釧路として有名になりましたが、霧の街釧路もまた風情があって良いものですね。昨日仕事中、汽笛を聞きながらそんなことを思ってました。

霧の中のアザマラクエスト号。

今日のお昼、久々に釧路に寄港した大型外国客船を間近で見てきました!昨年度は釧路に寄港のクルーズ船をあまりウォッチできなかったのですが、今シーズンは初寄港のクルーズ船も多いので、なるべく多く見に行けたら、そう思います。


さて、今日見たのは、アザマラ・クエスト号というマルタ船籍の船。よく見るとマルタの首都バレッタの名前が刻まれています。

釧路耐震岸壁(釧路川河口)に停泊する船としては大きい部類に入るのではないでしょうか。

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昨年までこの時期に釧路に来ていたオランダのフォーレンダム号などに比べると、フォルムはズッシリとした重厚な感じを受けました。船にも個性があるのですね。それほど詳しいわけではないのですが、一隻一隻、違いがなんとなくわかってきました。

今日はあいにくの霧の中の停泊でしたが、それも釧路らしいのかもしれません。

次は明後日、シルバーミューズというか船が釧路に来る予定です。

樋口一葉「にごりえ・たけくらべ」に再挑戦

今週に入って、寝る前の読書は樋口一葉の短編集を少しずつ読んでます。先日の読書会の過去の課題図書だったことと、拝聴した対談の中で何度も読み返せる作品を繰り返し読むのが良いとのお話を聞いたせいかもしれません。意外に古典の名作小説で読んだことがない作品は少なくないですし、また、若い頃読んだけれど、人生経験未熟ゆえ時期尚早で理解しないで読んだ本もあります。夏目漱石の「明暗」を読み終えたら、もっと柔らかい本を読もうと思ったのですが、いい機会なので、同じ明治時代で紙幣の肖像にもなった女流作家・樋口一葉の作品集を手にすることにしました。


今回は文語体のため、当初半分入眠剤みたいになってましたが、さすが著作権フリーの古典小説だけあって、「にごりえ」や「たけくらべ」の現代口語訳をオープンにしている無料サイトもあったりして、表題の二作品はなんとか読み終えることができました。

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(ここ数日一気に草花の緑が芽吹いた気がします。近所の桜もやっと見頃に)


にごりえ」は元祖ノワール文学(人間の暗部を描く)のように感じましたし、「十三夜」は夫婦の危機という意味では「明暗」と共通しますが、全くエゴイズムとは隔絶したエンディングであるのが印象的でした。二十代前半で夭折しただけあって、会話文やメッセージが非常にまっすぐですね。無駄な語が一切無いのも驚きました。「たけくらべ」の冒頭部は「ある種」の歓楽街の描写からスタートしています。周辺学区の学童数が1000人とか、歓楽街が相当賑やかだとか、高齢化社会とは隔絶した世界が展開しています。


また、こういう優れた文学が生まれた背景の一つに、明治時代に入って士族階級が没落したことがあるかと思うと、複雑な気持ちにもなります。そうならないように頑張らねばとも(笑)今回は挫折したり積ん読したままにならないのではないかと、そんなことを思っています。




ハマボウフウやアサリの季節に

先週末(連休終盤)は市内海岸でハマボウフウを取ったり、今週末はアサリの潮干狩りに行って来ました。子供時代に尾岱沼で潮干狩りしたかすかな記憶があり、それ以来のことになりますし、ハマボウフウについては、先日読んだ小説(河﨑秋子さんの「颶風の王」)に登場したこともあり、実家の母と探してました。


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ハマボウソウ取りも、子供の頃、近くの海岸に取りに行ったことがありますが、どんな葉だったか、記憶にない…(笑)母親にレクチャーしてもらいながら少しだけ採取し、今日は酢味噌和えで食べました。私にとっては懐かしい味です。子供の頃はあまり美味しいものだとは思いませんでしたが、体の中がキレイになるような、そんな気がします。


そして、今日の夕食のボンゴレパスタ。これも美味しかったです。

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釧路、根室地方も桜は咲いたとはいえ、まだ風は冷たく、気温も低めですが、短い春から夏にかけてのこの季節、自然の恵みに感謝して、日々を過ごしていけたらいいなぁと思っています。明日から忙しくなりますが、栄養と休養をしっかり摂らせていただきましたので、またしっかり頑張ります!



100回目の釧路読書会。

今夜は、参加させていただいている釧路読書会の100回目、夏目漱石の「明暗」に関する対談でした。(100回記念ということで釧路高専の小田島先生と、釧路公立大学の高野先生の対談形式でした)私が参加したのは、本当にここ数年のことではありますが、100回目の開催、本当におめでとうございます!もともと趣味が読書の私ではありましたが、この読書会に参加してから、自分のチョイスでは決して出会うことのない作品、本と出会うことができたと思います。また、隔月の参加でしたが、定期的に参加する中で、毎回自分の読みの浅さ、粗さに気付かされることばかりだったように思います。


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今まで参加した中で印象に残っているのは、やはり北海道を舞台にした作品や、北海道にゆかりのある作家さんの作品。どれも、自分の力の及ばないような状況下で、どんなふうに状況に対処すべきかを本から教わったのだと思います。


いつも解説して下さる小田島先生や、メンバーの方々に心から感謝するとともに、末永くこの読書会が続いていくことを祈っております。おやすみなさい。


釧路にも桜が咲いた!

いよいよ、釧路でも桜が咲き始めました!

今年は根室地方よりも遅い開花で、全国で一番遅い桜の開花になったようです。

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(少し夜桜見物してみると、近所の桜は蕾のものもまだ多い)


全国でもっとも遅かった分、非常に待ち遠しかった釧路の桜、釧路の春をこの週末は愉しもうと思います!この連休明け、慌ただしくて、数日ぶりのブログになってしまいました。元号も改まり、釧路に帰ってきて、六年目の春、そして、短い夏が始まります。今年は充実した春から夏になりそうな、そんな予感がしています。

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